たとえ、どんなに後悔しようと、どんなに辛い思いをしようと、涙を流して苦しもうと、それが全部俺ならいいんだ。
未那じゃなかったら、それでいい・・・。
「俺は、また新しい恋でも探すよ。」
「・・・っうぅ・・・」
「俺の人生は、俺のものなんだから。」
ついに俯いて大泣きし始めた紗奈。
直登にギュッと抱きついて、肩を震わせて、泣いていた。
なんで、紗奈は、こんなに泣いてくれるんだろう。
こんな、俺のために。
「雅、本当に良いんだよな。」
「あぁ。言ったろ?俺が決めたんだ。俺の人生。」
「未那さんを忘れるのか。」
「・・・いや、思い出として残しとくよ。忘れたくない。」
「・・・やっぱ雅、かっこいいよなぁ!かわいい子、紹介してやんよ!」
「頼んだぞ!」
俺たちはニカッと笑って、この話しを終わらせた。
紗奈も泣きやんだ後、何も言わなかった。
さっき俺たちが話してたのは聞こえてたはずだ。
それでも、何も言わなかった。
これでいいんだ、これで。
その後の授業は難なくこなし、俺たちはまたいつもと同じように過ごした。
部活だって、帰りだって、普通に過ごした。


