雅に聞いてもらうと、なぜだかいつも少しだけ気が楽になった。
だから、いつからか私は雅を頼るようになっていた。
でも、高校生の、しかも四つも歳が離れている子に、相談なんてしていいのかなって思い始めたの。
私の私情に、関係のない雅を巻き込んでいいのかなって。
学校についても、智のこと、親のこと、雅のこと。
頭の中はフル回転のまま、時間が過ぎて行った。
行きたい、でも行けないの?
行けない、でも行きたい。
どうしていいのかわからないから、雅に相談したい。
でも、できない・・・。
結局どうしたらいいのかわからなくて、毎日無駄な時間を過ごしてた。
もうかなり限界だった。
私自身が壊れそうで、今にも死んでしまいそうで。
そんなとき、カッターナイフを持って、手首に当てようとした。
でも、できなかった。
雅が、悲しそうな表情をする雅が、頭に浮かんだから。
カッターナイフを手放して、ケータイを手に取った。
今の私の気持ちを感づかれないように、文章を打つ。
指は震えて、視界は揺れて。
そして、送信ボタンを、押したの。
すぐに返信は来ないかもしれない。
そう思っていたのに、雅は、すぐに返事をくれた。


