私の目から、一粒の滴が零れ落ちた。
「何で泣く。」
「だって、っまた・・・っ智が離、・・・れて行っちゃうっ、と思って・・・っ」
「またって、俺お前を置いて行ったつもりはなかったよ。」
「・・・っご、めん。」
そうだよね。
智はそんなつもりはなかったんだよね。
勝手に私がそう思ってただけ。
でも、でも本当に不安だったの。
「あとは、未那が決めることだから。俺は何も言わないよ。なるべく早く返事を聞かせて。」
「どれくらいまでなら、待っててもらえるの?」
「一ケ月ってとこだな。」
「・・・わかった。」
すぐに返事をしたかった。
でも、お父さんとお母さんにも言わないといけないから。
この日はこれでおひらきになった。
私と智は別々に帰った。
一緒に帰りたいなんて言わなかった。
いつもの意地っ張りな自分が、そうさせたんだけどね。
帰ってすぐにお母さんに話をした。
お母さんはあまりいい顔をしなかった。
きっと、反対したいんだと思う。


