数分間、未那からの返信を待っていた。
少し遅いな、なんて思っているとケータイが震えた。
『雅、今電話してもいいかな?』
俺が思っていた返事とは全然違って、まさかの電話の話。
突然のこと過ぎて、アタフタしてしまう俺。
でも、未那が電話したいって言ってくるてことは、何かあったんだろうか。
俺の中に不安が募っていく。
『大丈夫だけど、どうかしたのか?』
その文字を打ったものの、なかなか送信ボタンを押せないでいた。
『どうかしたのか』って、必要か?
別に、電話ができることだけを言えばいいんじゃないか?
悩んだあげく『どうかしたのか』という文字を消して、なんとか送信ボタンを押した。
「送った!?やべっ!!で、電話!?」
送ってから電話がかかってくるまで、部屋の中をウロウロ。
落ちつかねぇ!
ケータイを握りしめて『かかってきたら何て言おう』と心の中で色々考えていた。
普通に、紗奈たちと同じように普通に電話に出て、普通に未那と話をすればいいんだよな。
分かってるんだけど、分かってない俺。
だって、初電話だし!?
「電話ー!!」
一人叫びながら悶えていると、その時がきた。
ブーンッブーンッ―――


