体育館の入り口の前に、未那の姿があった。
隣には未那の友達らしき人も。
「未那!」
「あ、雅。」
駆け寄ると、いつもの未那の香水の香りがした。
出逢ったときから変わっていない、未那の香。
「朝バスにいなかったから焦っちゃった。」
「あぁ、そういえば言ってなかったよな。早めに行くって。」
「昨日メールで言ってくれたらよかったのに。」
「わりぃ・・・。で、それより」
「あ、こっちは私の友達の真宏(まひろ)」
俺が聞きたいことを言う前に、未那が友達の紹介をし始めた。
俺はそんなことじゃなくて、さっきのことを聞きたいんだけど。
未那が言うには、この真宏さんは未那の幼馴染で専門学校までずっと一緒にいるんだとか。
未那の親友とでもいえるその真宏さんは、身長は低めで、ショートヘア。
紗奈に似てると言えば似てるような気もする。
「雅くんて、モテモテなんだね。未那から聞いててかっこいい子なんだろうとは思ってたけど。」
「えっ、いや、そんなことないですけど。」
「それはモテる男の子の言うセリフだよ?」
「はぁ・・・」
「真宏!雅が困ってるじゃない。ごめんね、雅。」
「おう。」
なんだかんだでその後も、三人での話が続いた。
そろそろ戻らねぇとヤバいんだけどな・・・。


