この状況をどう解決したらいいのか、サッパリな俺。
もし、未那も俺がコクったっていう風にとらえてたら?
俺はどうしたらいいんだ?
俺が混乱していると紗奈が「でも」と言った。
「でも、雅が優しいことは未那さんも知ってると思うから。だから、コクられたとかよりも嬉しい気持ちでいっぱいだったかもね。」
「・・・そうか、な。」
「私だったらそうだもん。雅は、すっごく優しいから。心から嬉しい気持ちでいっぱいになると思う。」
「紗奈・・・」
「ずりー。雅ばっかりかっこいいじゃねぇか。」
隣で拗ねてしまった直登を見て、紗奈が「直登だってドラムかっこいいじゃない」と付け足した。
少しだけピクッと動いた直登の顔が、赤くなっているような気がした。
一方の紗奈さんは気づいていないようですが。
これからの直登のドラムに期待しよう・・・。
「雅、これからだね。頑張って!」
「あぁ。さんきゅうな、紗奈、直登。」
「またなんかあったら相談しろよ。なんでも聞いてやんよ。」
「直登のは参考にならねぇからな・・・」
「おい!『バカはバカらしく』は俺が教えただろ!」
「あぁ、それしか役に立ってねぇかもな。」
「んな、あほな~っ」
どこの関西人よ、と紗奈がつっこむと「うっせ」と無邪気に笑う直登。
つられて俺も紗奈も笑ってしまった。
直登はこういうやつだ。
それを俺らはよく知ってる。
毎日がハッピーなわけだよな。


