そして、翌日。
雅は私に話があると言った。
私も雅に聞きたいことがあったから、お互いにどちらから言うのか言いあいになった。
そんな言いあいも、私はすごく楽しいと思えた。
でも、結局私が降りるバス停に着いちゃって、結局話すことなく終わってしまった。
明日、聞こう。
『雅は、私の友達だよね?』って―――。
そしてちょっとした事件が次の日に起きた。
まさか雅に傷のことを聞かれると思ってなかった私は、焦ってしまった。
だから、とっさに出た言葉は『雅には言いたくない』だった。
それから会話はなく、またそのままバスを降りた。
そのとき、一粒の涙が頬を伝った。
雅には、こんなこと、こんな私だと、知ってほしくない―――。
次の日から雅はあのバスに乗ってこなくなった。
私は完全に避けられてると自覚した。
でも、それはやっぱり辛かった。
雅に、会いたい自分が私を苦しめた。
だから、私は、いつもよりも早いバスに乗ってみることにした。
そして、今日、やっと・・・会えた。
だから、私は雅に、この話をする決意をしたの――――――


