友達にも何度か指摘されたけど、その度にうまく話を逸らしてきた。
周りの友達にまで心配させたくなかったから。
自分で解決しなきゃって思ってた。
そんなあるとき、智にばれたの。
ケータイを勝手に見てるってことを。
『こうやって俺のケータイ勝手に見て何が楽しいんだよ。』
『・・・ごめんなさいっ』
『そんな女だと思わなかったな。』
『・・・ご、めんっ、な、さいっ・・・』
今まで涙は枯れてしまったと思ってたのに、このとき智に言われた一言で私の目からは大量の涙が流れ落ちていったの。
『・・・っごめん、智っ』
『・・・まぁいいよ。これからは俺を信じてくれよな?』
そう言った智の顔は、いつもの優しい笑顔だった。
私が好きになった智がそこにいた。
私はそれ以来、勝手にケータイを見ることはなくなった。
そしてこれからは、智を信じて一緒に恋愛していこうって決めた。
なのに、その決意はまたすぐにくつがえされてしまった。
今度ははっきりと、自分の目で浮気現場を目撃してしまったの。
『信じてくれよ』
その言葉はすぐに私の中から消えていった。
そこでまた、リスカが始まった。
何の意味もないことはわかってたのに、それでもやってしまった。


