足が、動かない。
なんで、どうしているんだよ。
こんなに早い時間なのに。
なんで、どうして、期待してしまっている自分がいるんだ・・・。
どうしたらいいのかわからず、俺はバスの通路の真ん中に立ち尽くしていた。
すると、そんな俺に気付いたキミが俺を見て、驚いた顔をする。
でもそれは一瞬で、すぐにキミは笑顔になって「おはよう」って言ったんだ。
「久しぶりだね、雅。」
「・・・・・・」
「どうしたの?」
あまりにも自然すぎて、これが夢なんじゃないかって錯覚してしまう。
今、目の前にいるのは、未那。
そして、これは、現実・・・。
「まさ~。」
「お、おう。」
「どうかした?私が今ここにいたら変?」
「あ、いや、別に変じゃ、ねぇけど。」
「変なのは雅だね。」
フフッ、って笑いながら「ここ座る?」という未那。
「この時間ってほとんど人いないね。」
「あぁ・・・」
俺は未那の隣に座った。
四日ぶり、だよな。
「・・・元気?」
「あぁ。まぁ、普通。」
「そっか。」


