「あっという間に寒くなったよねぇ・・・・・・」 あんちゃんが、まるでおじいちゃんみたいにしゃがれた声で呟いているのを見て、私は、「そうだね」と言おうとして。 でも、零れかけた台詞を、 喉の奥に押し込んだ。 「あはははっ! 杏悟ってばおじーちゃんみたいッ! かーわいーいッ!」 真寿さんが、あんちゃんの腕を抱きしめた。