銀の魔法



別に、気まずいわけじゃない。

現にあんちゃんはいつも通り優しい。

それでも、少しだけ、居心地が悪かった。


「持つよ」


そう言ったのは、あんちゃんだった。


「え?」


予想すらしていなかった言葉に、思わず間抜けな声が出る。