銀の魔法



「・・・・・・まぁ、俺の勝手なんだけどさ」


彼は、私から視線を外してそのまま下に下げると、不満そうに瞳を揺らしながら呟いた。

それはまるで、親に怒られた子供のようで。

ばつが悪そうに。


数秒後にチャイムが鳴り、皆が自分の席に戻り始める。


それっきり、彼は話しかけては来なかった。