銀の魔法


記憶の中よりもたぶん、色んなものが増えた彼の部屋。

スタンド付きだった勉強机は無くなり、かわりに、白と黒のシックなデスクになっていた。

まあ、高校生にもなってあの勉強机は多少子供っぽいかもしれない。


そのほかにも、部屋の中央に白いミニテーブルと、壁際の本棚が増え、カーテンもカーペットも、全体的に大人しく変化していた。

最後に訪れたときは、あんちゃんは中学3年生だったけれど、今は高校2年生だ。

なんか、それなりというか。


なんか、男の部屋って感じがする。


「ごめんねー散らかってて」


あんちゃんはヘラヘラ笑った。