銀の魔法



もとより、受験生の彼に遊ぶ時間なんてあるはずもなく、たとえあったとしても幼馴染なんかとではなくて、友達や彼女との時間のほうがよっぽど有意義だろうと思う。

会いたいけれど、

でも会ってしまうのは申し訳ない。

だから一刻も早く彼の受験が終わることを祈っていたけれど、いざ終わってしまうと次どんな顔をして会えばいいかもわからずにいて。


1年の沈黙があった。


そして、今日。