銀の魔法



しばらくして私も中学生になり、入学してから更に1年がたって。

あんちゃんの予言どおり、いつの間にか背を追い越されてしまった。


いつもなら普通に見つめられたのに、軽く見上げないと彼の顔が見えない。


「ねえ、あんちゃん」


そのときから、何かがおかしかった。

・・・・・・おかしかったというか、きっと何かが変わってしまっていた。


「なぁに、やーちゃん」


あんちゃんはたとえ受験勉強中でも、私が呼びかけると振り向いてくれるようになっていた。