銀の魔法



と、いうわけで。


「身辺調査ってやつですか?」


「なんで樹奈も来るかな・・・・・・」


寝癖が綺麗に直っている樹奈と二人で、あんちゃん家の前にいます。

出かけてくると言った私に

ひょこひょこついてきた樹奈は

今からデートかと思うほどバッチリ決めてきている。

一方の私はジャージに髪下ろしたまんま。

・・・・・・隣に立つのが辛い。


「潜入捜査ですか?尾行ですか?あ、聞き込みですか?お姉ちゃん、夏木さんのこと好きなんですか?」


「うるさい」


そうだと思うなら静かにしてほしい。