銀の魔法



「寝よ・・・・・・」


けれど、

寝ようとすると意外に人は、

寝れないものである。





「夜那ぁー?」


14年間聞きなれた幼い声が、

名前を呼びながら、私の肩をゆすった。


「ん・・・・・・なに」


しばらく、長時間瞑ることのなかった目をそちらに向けると、いかにも純粋そうな顔がいた。


「朝ですよー、って。お母さんが」


「ん」