銀の魔法



「ッ!!!!!!」


半ば跳ね上がるようにして飛び起きた。

まるで、背中から上に突き上げられたみたいに。

もし体中に力が入っていなかったら

天井にぶつかってしまっていたんじゃないかと

思うくらいに。


夢から、目が覚めた。


上半身だけを起こして、パジャマの胸元を押さえ込んで荒い呼吸を繰り返す。

薄暗い部屋の中で、視線を彷徨わせて

一体どれほどの時間が経過しただろう。


「ゆ・・・・・・め・・・・・・」


第一声は、か細い声だった。