銀の魔法



「――だーいすき」


あなたは、あなたのままで。


「杏悟も、あたしのことが好きだよ」


現状だけを、真実だけを


「あたしは、だから、だからね。すごい幸せなの」


思う存分突きたてて。


そしたら私はきっと、一回りくらいなら、強くなれるから。


「やーちゃんの大切な幼馴染さんは、すごく素敵な人だね」


でもそうやって最後の最後で甘やかすのは、

ホントは[優しさ]ではないことを知っていますか。


それは君に対しても、なんだけれど。


でも


でも。