銀の魔法



後ろを振り返ると、テーブルの上に並ぶ料理が見えて。

あんちゃんの分と、そのお母さんの分、

真寿さんと、それから私の分の

4人前の皿が湯気をたてている。


「あぁ、気にしなくてもいいよ? どうせ杏悟も杏悟ママもいないし。・・・・・・一人で食べちゃおっかな!」


カラカラと笑う彼女の瞳は、

心なしか悲しげに見えた。