銀の魔法



寝癖がついてしまった髪をペタペタと直しながら、しみじみ思う。

すると、真寿さんは、

ソファからずり落ちたタオルケットを綺麗にたたんでいるところだった。


・・・・・・なんとも甲斐甲斐しい。


「あ、今何時ですか?」


「ん? っとねー、んー・・・・・・7時ごじゅう・・・2? 7時52分だね」


「えっ」


「あ、もしかして早く帰らないと怒られちゃうかな?」


「あ、えと・・・・・・」