「こっちこっち」
強引に、引きずるように連れて行く。
ふふ、アンタ自分で後悔するわ、
この学校に転校してきた事!
「ふふふ・・・っ」
笑い声が漏れちゃったぁ。
ま、良いか・・。
「あ、ここよ」
物置の教室の前で止まった。
「入って?」
「・・・」
亜奈は黙って教室に入った。
あーら、意外と素直ねぇ?
でも、残念―――ッ!!
―――――ピシャンッ
思い切り教室のドアを閉めた。
「きゃははっ良い気味だわ!
そこで明日までじっとしてなさい!」
ふふ、出してあげなーい。
ここの教室は誰も寄り付かないし、
明日まで真っ暗な教室に1人きりよ。
運が良かったら、
警備員に出してもらえるんじゃない?
「アハハハハハッ!!」
ざまぁみなさい、亜奈ちゃん?


