暇つぶしゲーム-Ⅱ






「こっちこっち」



強引に、引きずるように連れて行く。


ふふ、アンタ自分で後悔するわ、
この学校に転校してきた事!



「ふふふ・・・っ」



笑い声が漏れちゃったぁ。
ま、良いか・・。



「あ、ここよ」



物置の教室の前で止まった。



「入って?」


「・・・」



亜奈は黙って教室に入った。

あーら、意外と素直ねぇ?
でも、残念―――ッ!!




―――――ピシャンッ

思い切り教室のドアを閉めた。



「きゃははっ良い気味だわ!
 そこで明日までじっとしてなさい!」



ふふ、出してあげなーい。

ここの教室は誰も寄り付かないし、
明日まで真っ暗な教室に1人きりよ。



運が良かったら、
警備員に出してもらえるんじゃない?



「アハハハハハッ!!」



ざまぁみなさい、亜奈ちゃん?