ついに、始まってしまったのだ。 《暇つぶしゲーム》が。 私達は一斉に廊下に飛び出し、 校舎を出た。 授業はもう始まるころだったが、 どうせ自習の時間。 勉強をサボることが、 なにより嬉しくてたまらなかった。