〜キーンコーンカーンコーン…〜〜

退屈なホームルームの終わりを告げる鐘。

「じゃあ、進路希望調査、明日提出だから!!
学級委員に提出な!!黒崎、頼む!!」

「分かりました。」

担任教師の呼びかけ。
それに答える私。

「きりーつ、れーっ」

号令と共に一斉に動き出す生徒たち。



それらはとても退屈で。

そんな退屈をぶっ飛ばしてくれる"何か"を

私は待ってたのかもしれない。