話し屋 (短編集)

放課後、音楽室からピアノの音が聞こえる。



演奏されている曲名は分からなかったが、とても繊細で綺麗な音だったので、強烈に印象に残り、私の頭の中から離れようとしなかった。


そう、私はその音に一瞬で虜になった。



つまり、私はその音に恋をしたのだ。