陽美の病気が発覚したのは、3ヶ月程前。

ほんとに突然で一瞬の出来事だった。

----------------------
陽『お兄ちゃんっ!あーそーぼー!』

永『え?あぁ、うん。いいよ。』

陽『やった!じゃぁ、お人形さん持ってくるっ☆』

永『了解っ!じゃあ、ソファで待ってるからな。』

陽『うんっ!取ってくる!』

……しかし、元気にお人形さんを取りに行った陽美は、5分…10分…
なかなか下に降りてこない。


おかしいと思った永久は、陽美の様子を見に行く。

…でもそこにいたのは。。。





『ひよぉーーーーーーーー!!!!!!!』



口から血を吐き、横倒れている女の子…そう。陽美がいた。


血だらけでお人形さんを片手に倒れている陽美…。
目からは涙を流していて、苦しそうだった。


永『き、救急車っ!も、もしもしっ!!ひ、陽美がっ…妹がっ!』




そして、救急車が来たのは、陽美が倒れたと思われる時刻…15:30から、
30分過ぎた、16:00だった。