香月さん。初コメありがとう!

そんなことを心の中で呟きながら、お礼の言葉を書き始めた。



[心優]

香月さん。初コメどうもありがとう。

嬉しかったです。


また見てください。




…こんな感じでいいかな。


ふふっ…。



思わず口元が緩む。


「何ニヤけてんだよ」

恭介が乱暴に言った。


「うっさいな。黙っててよ」

私は恭介を思いっきり睨んだ。


再び、携帯の画面に目を戻すとコメントが来ていた。

「香月さんだぁ」


思わず香月さんのことを口に出してしまった。



「誰だよ、香月って」

「いいでしょ。別に」


恭介は私の後ろで「香月って誰だよ~」とうるさい。

私はまだ少し湿っているブーツを履きながら私は外に出た。


[香月]

次の更新、楽しみに待ってます。