私と族と記憶

病院につき、舞は手術室に入った


「舞っ…」


ギュッ


「大丈夫だ」


俺が抱きしめると美咲は静かに泣いた


カツカツカツ


……何だ?


足音?


「「舞は!?」」


ゲッ…


父さん、母さん


「舞は手術中」


俺は目の前にあるドアを指差して言った