私と族と記憶

「転校生で舞を知ってて、抱きついた男」


と陵が簡潔に言った


いや……


簡潔すぎるだろっ……


「舞を知ってる…」


「…何か見覚えがあるかも」


陵も響も水瀬も……


忘れるとかヒドすぎだろっ……


「…あーーーー!!思い出した」


いきなり陵が叫んだ


響は「チッ」と舌打ちすると転校生の元へ行った


「お兄ちゃん?」


「お兄ちゃん?いつも呼び捨てなのに…」


…今分かった事がある


こいつと響達が会ったのはずっと前って事


じゃなきゃ、忘れねぇしな