「お帰りなさい」 家に帰ると当たり前のように玄関に聞こえてくる千絵の声。 なんだか佳祐のおかげで幸せを手に入れたような気がしてくる。 これが当たり前だったはずの佳祐は今はどうしているんだろう? 少しだけ懐かしくなったりもするが、 今は逆に感謝したいほど、私は幸せだった。 一人ぼっちで寂しかったから佳祐とあんな関係を続けていたが でも今は‥‥‥一人じゃない。 来年にはもう一人増えるし 私頑張らなきゃね。 御終い