その後、教室に戻った私は美紀ちゃんの胸に飛び付き泣いて泣いて泣きまくった


案の定、目は真っ赤かのパンパン


私を気遣って、”次はサボろうか”と言ってくれた美紀ちゃんに甘えて、今は中庭でおサボり中



「……そっかそっか。
ちゃんと言えたか。」


「……うん…でも私…酷いこといっぱい言っちゃった…」


感情が高ぶっていたからとはいえ、さすがに言い過ぎだったよね…


「……アンタ何言ってんのよ…」


横からは、呆れた様に言葉を発する美紀ちゃん


「…今までアンタ、どのくらいアイツに傷つけられて泣かされてきたのよ…
アンタが何言ったか知らないけど、今までアイツにされてきた事に比べてみな!?

ぜっんぜん軽いわよ!むしろ軽すぎ!!

あんな奴に気なんか遣わなくていいの!
二度と許さなくていい!!」


フンッ!!と鼻息を荒げながら、熱く語る美紀ちゃんを見ててつい笑ってしまう


そんな私を見て……


「…紗英は笑ってなさいよね……
笑顔が1番可愛いんだから…別に笑顔じゃなくても可愛いけどさぁ…
人間やっぱり、笑顔っしょ♪」


ニカッ!と八重歯を見せて、無駄に微笑む美紀ちゃんをみて更に吹き出してしまった私