「他の子に触れた手で私に触るな!!」


私の代わり様に驚きを隠せない様子の高橋君


「お望み通り、二度と関わらないわよ。二度と話し掛けない。

ふざけんな??こっちの台詞!!

………もう終わり。……終わりだよ。何もかも…
良かったね??満足でしょう??

アンタなんか……大ッ嫌い!!」



最後に特大の捨て台詞を残し、私は教室へと帰っていく



その時………


”紗英”なんて…アイツが叫んだ私の名前なんて…


聞こえてなんかいなかった