イノセンス・タブー

「私達の親ってどうなってんのかな」


ぽそり、と呟く。


「俺達がこんなことしてるってわかったら離婚するかな」


そうなるといいな、と思った。


そうすれば私達は事実上赤の他人、私は普通に将也に片想いのただの女子高生になれる。


「ねぇ。何があの2人を繋ぎ止めてんだか」


「わかんねぇな」


強烈な眠気。


人肌恋しくなり、無意識のうちに将也の手を握っていた。


将也が私の肩に頭を乗せている。


私は目を閉じた。