イノセンス・タブー

ちょっと体が暖まってきて、うとうとし始めたらもう降りなくちゃいけなくなった。


うとうとしてる将也の肩をぽんぽんと叩く。


「つきましたよー」


「ん…」


2人でバスを降りる。


「…雨、止まないね」


「…ん」


湿気でふわふわして見える髪。


そのままふわふわ飛んでっちゃう気がする、と思ったら勝手に体が動いた。


私の手が将也を掴んだ。