イノセンス・タブー

「俺も、ごめん」


「ん…」


「ちょっと、言い過ぎたかなって…」


目が合って私は情けなく笑った。


ぎゅうぎゅう抱きしめてくる。


今日の将也はちょっとおかしい。


なんとなく均衡が崩れている気がする。


「…早くつかないかな」


座席にもたれかかる。


小さく座席が軋む音がする。