イノセンス・タブー

ちょっと言い過ぎたかな、と思った。


すんなりと離れた将也にちょっと不安になる。


「ごめん」


案外謝罪の言葉はすんなりと出てきた。


「ちょっと言い過ぎた…」


将也は怒っているでもなく、機嫌を悪くしているようでもない。


と、思ったら、いきなり笑いだした。


頭がおかしくなったんじゃないか、ってちょっと心配になる。


「まー?」


「ごめんね」


するとにこっと笑って髪を梳く。


ぎゅっと抱きしめてくれる。