女子の歓声で私の声はかき消されたが、直哉が私に気づかないはずがなかった。 私が直哉に気づいてから約1秒後、直哉は驚きのあまり硬直している私にウインクを送ってきた その瞬間私のみんなからの好感度が一気に30ほど下がっただろう それと同時に、彼氏がいるにもかかわらず美里のことがまだ好きな男子約18名が、直哉に殺意を抱いたに違いない そんな不安をあざ笑うかのように直哉は自己紹介をしていた