きみのばか。



想像通りに優くんの顔は真っ赤で、リンゴみたいだ。

「うん。家帰ったら覚えておいてね?」

そう耳元で囁かれると、今度は私の顔が真っ赤だ。


「ひよりリンゴみたい。食べちゃいたい」

クスクスと笑う優くんは、時々いじわるだ。






そんな感じで馬鹿な私と天才の優くんのお話が始まります。