恋の欠片


「いっつもみなちゃん同じ場所でお母さんを待ってたよね。
俺も母さんを待ってたんだ。あの歌を歌いながら・・・、だからいっつも
みなちゃんはリズムになって歌い終わったら二人で会話をして
親が来たらまたねって笑い合って手を振って・・・。」


覚えてるよ・・・

薄っすらだけどね・・・

私は
自分から一方的に

告白したのに

告白の返事も聞かないで私
すぐに帰っちゃったから

告白の返事言いぞびれたのに

嫌な顔せずに
私と話してくれた祐君に

2度も惚れたんだ。


でも・・・。


「俺は突然引っ越したんだ・・・。」

うん・・・。

親を待ちながら

祐君も待っていた私は

親が来ても少しだけ祐君が来るのを待っていた

でも

ずっとこなかった