~続き~

大「ほんとに何も知らないで来たんだね」

優「親がここって…
普通の学校だと思ってました」

大「まぁこれからよろしく」

優「3回出産したんですよね?」

大「そうだよ」

優「どうですか?出産って」

大「そりゃ死にそうなほど痛いよ。
でも生まないと…校則だし。
それに俺4人目生むから。」

優「4人目生むって?」

大「今、妊娠8カ月。」

優「8カ月ってお腹大きくないですよ?」

大「あまり大きくならないお腹なんだよね。
だから妊娠もあまり気づかない。
気づいたの昨日だし。」

優「昨日ですか!?」

大「うん。急にお腹蹴られて」

優「そうなんですね。
それでどうして妊娠ってわかるのですか?
病院行ったのですか?」

大「病院なんか行かないよ。
ちゃんと先生いるから。」

優「じゃあこの学園にいる人達を
教えてください」

大「まずは生徒。
ここには8人いて、4つのグループになってる。
1つは俺と優佳。
2つめは涼介と遥香。
涼介はさっき出産してたやつ。
今回が初だった。
3つめは侑李と桃香。
侑李はまだ妊娠もしてない。
4つめは宏太と咲希。
宏太は中3だから5回目の出産を
この間した。
侑李と涼介グループが中1。
俺と優佳グループが中2。
まだ女子達は出産したことない。
(あまり女子達は出ません)」

優「少ないんですね。
先生は?」

大「先生は保健医2人だけ。
1人目は八乙女先生。
主に妊娠、出産、便秘治療とか何でも診察かな?
他もちゃんと出来るよ。
2人目は高木先生。
主に授業担当かな?」

優「そうなんですね。
じゃあ先生の方にあいさつへ行ってきます。」