アイシテル

如月由貴が

玄関に向かおうとする。

思いっきり腕を引っ張って

抱き締めた。


小っせぇ身体。


そろそろ我慢の限界なのか



「いい加減にして。こういう事するのやめて。」

如月由貴がいい始めた。


離してやんねぇけど。


「なあ。早く名前で呼べよ。そしたら離してやる」


だけど

「無理。呼ばない。」

ムカツク。

「知らねぇからな?」