今度こそ

帰ろうとした時

急に腕を捕まれ

「バイクに乗って」と指図してきた。

何言ってるの?

乗る気無いからね。

無視しようとしても

腕を捕まれて抵抗ができない。

「早く乗って?」


しつこく言われたから乗るだけ乗った。


先輩満足そうに

バイクにエンジンをかけて

走らせた。


バイクで走ること10分。


大きな喫茶店に着いた。

綺麗で落ち着く喫茶店。


先輩は店の中に入り

席に着いた。

あたしも仕方なく席に着く。

何でこうなるのよ。

そう思いながら時間が過ぎるのをただ待った。