約束の場所に着くと

先輩らしき人は誰もいない。


来る意味が無かった…。

帰ろうとした瞬間


「由貴ちゃん…?」

振り向くと

背はそこそこ高くて

まあまあのイケメンが居た。

はっきり言って

あたしが嫌いなタイプ。


もしかして

これが先輩?

だったら本当に関わりたく無い。

「由貴ちゃんだよね?

俺が及川の先輩の高橋。

宜しくね?」


自分で先輩って言ってる。

その前に宜しくも何も関わる気一切無い。


「あの....。
あたし先輩と関わる気が無いので。
他の人に当たってください。」

そう言うと先輩は驚いてる顔をしてる。

まあ

これだけ言ったから

関わる気はしないでしょ。