コンコン あたしの部屋のドアを誰かがノックした。 「はぁ~い」 「よぅ!」 令斗だった。 あたしは耳につけていたイアホンをすぐに外して応えた。 「何しにきたの?」 「あぁ、明日映画館行かねえ?」 それってもしかしなくても………