令斗だった……

「えーーーっ!?」

令斗は身体をびくっと跳ね起こした。


「なななななんで?」

「あっ…昨日あのまま寝ちった」

「問題解けた?」

「ばっちり」


「あーーっ!」

「なんだよ…」

あたしは口を大きく開けながらわなわなと時計を指差した。

時計の針は6時52分を示していた…