一直線な人気者

D組全員の視線を集めながら、明智君はジッと結麻を見つめる。


かと思ったら、明るい満面の笑みでこう答えた。


「そのままの意味だよ?桃妃ちゃんはオレの運命のお姫様だから!!」


待てぇーーーーいっ!!


誰がそんなアバウトな説明で納得出来るかぁぁぁ!もっと詳しくきちんと説明しろーーー!!


「は、隼斗………それを言うなら“運命の王子様”じゃあ……」


親戚の真琳が苦笑いでツッコむ。


遠い遠いとは言え親戚、やはりツッコミ所が人とズレていると思った。


「明智君、なんで私の事名前で呼んでるの?私達話した事無いのに」