一直線な人気者

「榊野さん初めまして、オレが那由行ですよ。オレのせいで色々誤解があったのは、隼斗から聞いてます」


…………な…ゆ…ゆき?


「ホェッ!?アナタが那由行君!?」


持ってたお皿を落としそうな位の勢いで驚くと、“那由ちゃんは那由行って名前の男の子だった”と聞いて呆れていた結麻と真琳も、彼を凝視。


那由行君に会った事のある布施君だけは、平然としていた。


と言っても…私の誤解の件話すと、彼も顔引きつらせてたんだけど……


布施君、カレカノ揃って迷惑かけてすみません。


今度何か奢りますね。


「ハイそうです」