寂しい

会いたい

悲しい

会いたい



そんな気持ちの繰り返しだけど
不思議とそういう時のお天気は雨


私を慰めるように
空からは大粒の涙が降ってくる。



――大丈夫だよ



そう言ってくれているように
空から雨がこぼれてくる。




ずっと見ていた雨

私とキョウちゃんをずっと見つめ続けてくれていた雨

その雨を見るたびに私はキョウちゃんを思い出す。




そして雨の降る雨雲を見つめるたび


『だいじょーぶだから泣くな。
すぐ会える。
すぐ会えるよ、美織。』


そんな屈託のないキョウちゃんの笑顔を思い出す。