雨が見ていた~Painful love~



――あ~…、ヤバイ。
このままだとブチ切れそうだ……。


「恥ずかしい恰好してる私も、そんな私を見られてることも恥ずかしくなって……。我慢できなかったの。
ごめんね、キョウちゃん…。」


「……。」



あーー……やばい。
このまま美織にこれ以上ムカツクこと言われたら、確実に俺はブチ切れる。



それで…
また俺はコイツを傷つける。


傷つけたくないのに、むやみやたらと傷つけて、コイツをまた泣かせてしまう……。



コイツが天然なのは今に始まったことじゃない。それに…悪気があってこういうこと言ってるんじゃないコトもわかってる。



だけど……やっぱりムカつく。


――は~、マジでムカつく。
一緒の空気吸ってると、またケンカになりそうだ…。




俺は怒りを抑えるように手のひらをギュッと握りしめて、覚悟を決めると


「俺……ちょっとコーヒー買いに出てくるわ。」


ジーンズのチャックを上げてスッと立ち上がる。



そして


「ちょっと待ってて…って…どわっ!!!!!」


クルリと振り返り美織の方を見た瞬間



「お、お、オマエ~~~っ!!
なんちゅー恰好してんだぁーーーーっ!!!」



俺は完全に度胆を抜かれた。




俺の目の前にいたのは下着に白いキャミソール一丁という、あられもない美織の姿。



いや……
まぁ100歩譲って、そこは理解することにしよう。



大事なのはその上だ!!