私から体を離して
私の隣であぐらをかいて頭をポリポリ掻くと
「オマエってホントに意味がわかんねー…。」
そう言ってキョウちゃんはめくれ上がった私のブラウスをスッと元に戻す。
「頑張るって言ったり、拒否してみたり…。オマエと付き合ってるとホントに疲れる。」
私と視線を反らしたまんま
疲れたようにハァ…とため息を吐く、キョウちゃん。
――どうしよう…
嫌われちゃった…!!!
素直にそう思った。
そんなカレを見て、私は怖くて怖くて堪らなくなった。
カラダを起こして、自分のスカートをギュッと握りしめていると
「…とりあえず一人にさせてくれるか?
ちょっとリビングで頭冷やしてくるわ…。」
私を振り返りもせずに、キョウちゃんはベッドから立ち上がって、この部屋から出て行こうとゆっくりと歩き出す。
冷めきった空気
さっきまでのほわほわで甘い空気はどこにもない、あの雨の日みたいな冷たい空気。
まるであの日の再現のような、冷たい空気に耐えきれずに
「キョ、キョウちゃん!!」
思わず声を出すと
「あ~~…とりあえず今日は中止な。
しばらくしたら戻ってくっから。」
そう疲れたように呟いて
一度も振り返らずに、キョウちゃんはドアノブに手をかけた。


